ホイールの大きさと偏平率:外径・乗り心地・確認すること
インチアップ・インチダウンでは、外径をほぼ保ったまま偏平率を変えます。乗り心地や操縦性が一般にどう変わるか、サイズ以外に何を確認するかを、タイヤメーカーと公的資料をもとに整理しました。
サイズを変えるときは、まず車両の指定サイズとロードインデックスを確かめましょう。
ロードインデックスと空気圧インチアップ・インチダウンとは
Hub Garageの案内役
インチアップもインチダウンも、外径をほぼ変えないのが前提です。
インチアップは、タイヤの外径をほぼ変えずにリム径を大きくし、その分だけ偏平率を下げる方法です。
- 外径は同じ
- サイドウォールの高さ
外径をそろえたまま、リム径を変えたときのサイドウォールの違い
もっと詳しく
反対に、外径を変えずにリム径を小さくするのがインチダウンです。サイズ表記の読み方は「タイヤサイズの読み方」をご覧ください。
なぜ外径をそろえるのか
Hub Garageの案内役
外径が変わると、速度計の誤差や車体への干渉につながることがあります。
外径が変わると、スピードメーターの表示と実際の速度に誤差が出たり、車体に干渉したりするおそれがあります。速度計の精度は保安基準で定められており、規定を超える誤差があると車検に通らない可能性があります。
図では、225/45 R17と225/40 R18を比べています。リム径が1インチ大きくても、外径の差は計算上2.9mmです。
詳しい図は同じ縮尺の模式図です。225/45 R17は634.3mm、225/40 R18は637.2mm(計算上の呼び寸法)。実際の外径はタイヤのモデルごとに異なります。
もっと詳しく
例えば225/45 R17と225/40 R18を比べます。外径は「断面高さ×2+リム径」で計算でき、225/45 R17は101.25mm×2+431.8mm=634.3mm、225/40 R18は90mm×2+457.2mm=637.2mmです。リム径が1インチ大きくなっても、偏平率を下げれば、外径の差は計算上2.9mm(約0.46%)にとどまります。
これは呼び寸法による計算です。実際の外径はタイヤのモデルごとに異なるため、メーカーの製品情報で確認してください。タイヤメーカーは、外径が純正サイズと大きく変わらないこと、車体との接触や車体からのはみ出しがないこと、ロードインデックスが純正と同等以上であることを挙げ、あくまで純正サイズを基準としています。外径が近くても、それだけで装着できるとは限りません。
例:225/45 R17 → 225/40 R18
- 225/45 R17:101.25mm×2+431.8mm=634.3mm
- 225/40 R18:90mm×2+457.2mm=637.2mm
- 差:+2.9mm(634.3mm基準で約+0.46%)
呼び寸法での比較(計算値)2項目
| サイズ | 断面高さ | リム径 | 外径 |
|---|---|---|---|
| 225/45 R17 | 101.25mm | 431.8mm(17インチ) | 634.3mm |
| 225/40 R18 | 90mm | 457.2mm(18インチ) | 637.2mm |
実際の外径はタイヤのモデルごとに異なります。
参考:速度計の基準
Hub Garageの案内役
30.9〜42.5km/hは、告示の式から当店が計算したおよその範囲です。
保安基準の細目告示では、2007年1月1日以降に製作された自動車(二輪車などを除く)について、速度計が40km/hを示したときに測った実際の速度V2が、式「10(V1−6)/11 ≦ V2 ≦ (100/94)V1」を満たすこととされています。
10(V1−6)/11 ≦ V2 ≦ (100/94)V1
V1
- 速度計の表示:V1 = 40km/h
- 速度計が40km/hを示すときの、実際の速度の範囲
V2
- 実際の速度 V2:およそ30.9〜42.5km/h(当店による概算)
- 対象:2007年1月1日以降に製作された自動車(二輪車などを除く)
出典:国土交通省「道路運送車両の保安基準」第46条、「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」第148条
もっと詳しく
V1を40として計算すると、およそ30.9〜42.5km/hの範囲です(当店による計算)。
外径差の目安はメーカーごとに
Hub Garageの案内役
数値の目安より先に、車両の指定サイズを優先しましょう。
外径差の数値の目安は、メーカーによって示し方が異なります。
- たとえば日本ミシュランタイヤは、直径が-2%から+1.5%の範囲内で、ロードインデックスが純正以上であることを目安に挙げつつ、車両メーカーが承認したサイズを勧めています。
- まずは車両の指定サイズを優先してください。
Hub Garageの案内役
数値の目安より先に、車両の指定サイズを優先しましょう。
ロードインデックスと空気圧
Hub Garageの案内役
ロードインデックスは純正と同等以上にし、XL規格は空気圧も確認しましょう。
サイズを変えても、ロードインデックス(負荷能力)は純正タイヤと同等以上が必要です。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、同じ負荷能力を得るために必要な空気圧が変わるため、適正な空気圧を確認してください。
Hub Garageの案内役
ロードインデックスは純正と同等以上にし、XL規格は空気圧も確認しましょう。
乗り心地・静かさ・操縦性の一般的な傾向
Hub Garageの案内役
偏平率が低いと反応は良く、乗り心地は硬めになるのが一般的な傾向です。
一般に、偏平率が低いタイヤはサイドウォールが薄く、ハンドル操作への反応やグリップが高まる一方、路面の凹凸が伝わりやすく、乗り心地は硬め、走行音は大きめになる傾向があります。
偏平率が低いタイヤ
- ハンドル操作への反応・グリップ:高まる
- 路面の凹凸:伝わりやすい
- 乗り心地:硬め
- 走行音:大きめ
偏平率が高いタイヤ
- 偏平率が高いタイヤは、一般に快適性が高いとされています。
サイズだけでは決まりません
Hub Garageの案内役
空気圧やトレッドパターンでも、乗り心地や音は変わります。
乗り心地や静かさは、偏平率だけで決まるものではありません。
空気圧が適正値からずれるとロードノイズが増えることがあり、トレッドパターンによってパターンノイズの出やすさも変わります。
インチアップでは転がり抵抗が増え、燃費や乗り心地が悪くなることもあります。
当店は、サイズ変更による乗り心地や静かさの変化をお約束できません。
ホイールを選ぶときに
Hub Garageの案内役
リム幅、穴数・PCD、インセット、ハブ径をまとめて確認しましょう。
タイヤごとに適合するリム幅が決まっています。
ホイールの穴数・PCD・インセット・ハブ径も車種によって異なり、ホイールがフェンダーからはみ出すことは認められていません。
詳しくは「PCD・J/JJ・ET・ハブ径の確認」をご覧ください。
Hub Garageで探すとき
Hub Garageの案内役
近いサイズで代用せず、迷ったら商品番号を添えてご相談ください。


商品ページのサイズ、ロードインデックス、ホイールの仕様を、お車の指定と照らし合わせてください。サイズが一致しても、装着を保証するものではありません。必要なサイズを近い数値で代用せず、迷ったら商品番号を添えてお問い合わせください。
Hub Garage
販売条件
通常商品の不具合は、到着後7日以内にご連絡ください。C・Dランクには別の販売条件があります。
Hub Garageの案内役
近いサイズで代用せず、迷ったら商品番号を添えてご相談ください。
















